安心できる国産の原料を使い国内外で大ヒットとなっている「リシャン馬油スキンクリーム」をはじめとしたコスメを企画し、日本だけでなく世界に向けて販売を行っている、アイスタイル株式会社。訪日中国人の間で「馬油スキンクリーム」が話題になり、商品の多言語対応などを迫られていた中で、一度に複数言語で訴求ができることと、インバウンドでの売り上げを維持していくためのデータを得られるという点をご評価いただき、Paykeを導入いただきました。
今回は、代表取締役社長の伊藤友一様にお話を伺いました。
ーまずは、御社の事業や仕事内容について教えていただけますか?
伊藤:弊社は今年で7期目になる化粧品の企画メーカーです。「リシャン」という自社ブランドから約30商品ほど展開しています。ドラッグストア、バラエティーショップ、あとは関西空港、成田空港の出国手続きを終えた後にある免税店でよく購入されています。
爆買いによって突然、訪日外国人向け施策をせざるを得ない状態に
ーPaykeを導入したきっかけを教えてください。
伊藤:5年前、まだ「インバウンド」という言葉が浸透する前に「馬油スキンクリーム」というのを販売したのですが、弊社の「リシャン馬油スキンクリーム」が訪日中国人の爆買い対象商品に選ばれ、インバウンド需要に乗っかり、全然在庫が追い付かなくなるという状況になりました。想定では年間2万個ほど売れればと考えていたのですが、5年間で150万個ほど販売することになりました。中国の方に買われ始めてから、現在は台湾、ベトナム、韓国の観光客も購入されています。
インバウンドで売れ始めてから中国語のPOPを作り始めました。最初は中国だけで十分だと思っていたら、小売店さんから繁体字や韓国語でPOPを作ってほしいという要望が増えてきました。しかし、複数の言語に翻訳をしなければならず、当然コストがかかります。また、1つの商品にたくさんのPOPができてしまうと、商品棚のスペースにも限界があるので店頭に張ってもらうのは簡単ではありませんでした。
そんな状況で、何かいい方法はないか考えていた時にPaykeを知りました。
ーPaykeのどんなところが魅力ですか?
伊藤:サービスの費用感も丁度良く、商品情報を自分で登録できるところが魅力ですね。
年間15アイテムくらい新商品が出るので、ペースとしては月に1回くらいは商品情報を新しく入れ直さないといけないのですが、動画や画像を交えて自分で訴求内容を入力できますし、文字制限もないので自由度が高いです。それがすぐにユーザーに表示される画面に反映されるのも便利ですね。
また、管理画面上のランキングはいつも気になります。Paykeに登録されている商品の母数が多いので、自社の商品のランキングに動きがあるのを見るのは楽しいです。
ー今後Paykeを使ってどのようなことをしていきたいですか?
伊藤:商品登録に中国人の方向けに自社商品の使用感などを動画にして掲載する、もっと画像を入れるなど工夫していきたいです。
また、春節などの大型の連休で訪日する外国人が多いと思うのですが、日本に来る前に何を買うかリストアップしてくる方が多いようなので、いかにそのリストに自社商品を入れてもらうか、というのが重要だと思っています。
インバウンドの波がオリンピックで終わるかと思っていた矢先に大阪での万博が決まったので、有難いことにその波が5年伸びましたよね。利用者が増えている店舗や空港などに置いている商品の売り上げを今後も伸ばしていくために、Paykeのデータを活用していきたいです。
ーありがとうございました。