自社の商品が海外の人にどういう関心を持たれているか客観的に把握

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3.5億枚突破(2019年2月末現在)のフェイスマスクシリーズ『サボリーノ』を始め、洗顔シリーズのクレンジングリサーチなど、スキンケア商品やメイクアップ商品を製造・販売されている株式会社スタイリングライフ・ホールディングスBCL カンパニー。実際に商品を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

株式会社スタイリングライフ・ホールディングス BCL カンパニーでは日本国内だけでなく海外でも商品を展開されており、海外の消費者への施策も行われています。こうした海外消費者への施策の中でPaykeをご利用いただいています。

今回は、化粧品・スキンケア商品の企画から生産・流通・販売・国内外のプロモーションまで幅広く担当されているマーケティング本部販売推進部の平山様とグループ経営戦略部の御殿谷様にお話を伺いました。

 

ーマーケティング本部販売推進部の業務内容について教えてください。

平山:仕事の内容としては、何を作ってどうやって売り、それをどうやって育てるかについて常にPDCAのサイクルを回しています。ここ2~3年、日本に来るアジア圏の方の比率が大きく増加し、市場が大きく変化している中で、「実際にショッパーがどのようにお店の中で行動しているのか」を見たり、定量・定性両面から様々なデータ分析を行い、「どういう商品作りをしたらいいか、どういう販促をした方がいいか」を考えている部署です。

 

ー業務の幅がすごく広いんですね。

平山:そうですね、すごく業務の幅が広いです。例えば食品会社さんだと、ひとつ飲料の部門があったら、そのブランドのマネージャー、別の飲料部門ではさらにそのブランドのマネージャーがいると思うんですが、他社と違って、BCLカンパニーでは複数ブランドを並行して見ているところが特徴だと思います。マーケティング本部販売推進部という名前ではありますが、事業全体を考えていい方向に進むように持っていくことを考えています。

 

ーPaykeの導入に至った経緯を教えてください。

平山:(会社として)あまりデータに頼りすぎず、各部門をまたいだチームでヒットを作りあげるところが強みではあるのですが、これだけ海外の人が流入していますし、昔と違ってドラッグストアが合併するなど、市場環境が大きく変わってきている中で、さすがに市場の肌感覚だけでマーケティングを続けるのは難しいのではないか、という課題もありました。そういった状況でPaykeを知り、「海外でこういうことが起きている」「海外ショッパーの関心はこうなっている」といった部分がレポーティングされた状態で見られるところにすごく魅力を感じました。加えてサービスの金額もリーズナブルということもあり、契約をさせていただきました。

 

ーPaykeの導入前から海外の消費者向けの施策を行っていたかと思いますが、どのような施策を打たれていらっしゃったんですか?

平山:(海外に進出される)日本の小売り店と一緒に売り場を作る、ということがひとつ、もうひとつは地域で実施しているイベントやファッションショーやインフルエンサーやブロガーを集めたイベントに参加し、イベントに来場された方にプレゼンテーションや、メイクアップアーティストさんと一緒に企画を行うなど、ブースで現地のお客様を巻き込むようなイベントを行っています。こういった施策は以前からコツコツと続けてます。また、SNSにおいてもFBやweiboなどを運営しています。

自社の商品が海外の人にどういう関心を持たれているか客観的に把握

ーそうした施策の中でPaykeのデータはどのように活用されているんですか?

平山:客観的に弊社の商品がどういう風に海外の人から関心を得ているのか、という通知表のような形で使っています。
Paykeのデータで他社商品を見ると、季節によって商品の閲覧数が変動するなど季節性の遷移が見えるんですが、自社の商品は一定で安定している。そういった部分で自社の商品の魅力を再確認することができるという「点」で見る価値と、それを並べて「線」にしたときの自社の商品の再評価という部分、そしてグローバルプロモーションを実施した際の計測指標。グローバルプロモーションとして情報発信しても、それが世界規模になるとユーザーにどう拾われたかが分からないので、そこを数値化して見えるのは面白いと思っています。

また、Paykeのデータを営業にフィードバックしています。商談の際にそれを営業がバイヤーに説明できると、バイヤーも食いつきがいいです。やはり、インバウンドに依存している「海外のお客さんがいなくなってしまうとまずい」という企業さんも多くいる中で、中国の電商法など法制度が不安定で、「来年以降も中国人は日本で買い物するのか」という不安を持たれている小売さんに「安心してください、BCLカンパニーのサボリーノは他社のマスクに比べて海外の消費者から安定して関心度が高い状態が続いているので、店頭に置いていただいていいと思います」、「国内でも充分に売れているので、海外のお客さんがいなくなってしまっても売れますよ」といったことを、Paykeを使うことで言えるので、武器になっています。

今までは「海外の人にも売れている」というふわっとした認識しかなかったり、weiboの買い物かごに自社商品が多く入っているのを見て「何が起こったんだ!?」と驚いたりしていました。今まではそういった部分を客観的なデータで見られる術が無かったのですが、Paykeを導入し客観的にデータで見ることができるので助かっています。

ーありがとうございました。

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