訪日韓国人の減少予想をPaykeデータから見る!

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2019年8月度の訪日韓国人は30万8700人となり、対前年同月比で48%の減少を示しています。(日本政府観光局(以下JNTO)の2019年9月18日の発表)
これは日韓関係の悪化が原因であるのは明らかであり、韓国人観光客を多く迎えてきた九州地方の企業、自治体への影響が懸念されています。
特に福岡県は外国人入県者数の約半分が韓国人であり、韓国人は福岡県の観光業にとって重要な顧客です。韓国人観光客の減少が長期化すれば福岡県、および九州地方の観光業への損失は避けられません。
この傾向が長く続くようであれば、韓国人以外の外国人観光客を新たに誘致する必要があるでしょう。

さて、日本のインバウンドを考える上で外すことのできないこのJNTOの統計ですが、リアルタイムでの現状確認には向いていないという特性があります。最速の推計値でも1ヶ月の遅れが存在するため、素早い意思決定の材料とするには不向きです。

対して私たちPaykeのバーコードのスキャンデータは、リアルタイムでデータを蓄積しており、その即時性に圧倒的なメリットがあります。
しかし、「本当に実際の外国人観光客の動向を反映できているのか?どれだけ正確なのか?」という疑問もあるかと思います。
そこでここからは、Paykeのスキャンデータを通じて韓国人観光客数の減少と、9月20日現在の訪日韓国人数の増減傾向を読み解いてゆきます。

 

Paykeスキャンデータで見る、日本全体における訪日韓国人数の減少

 

まず初めに、日本全国の訪日韓国人数の増減を確認します。今回用いるPaykeのデータは、全韓国人ユーザーの月別の1日平均スキャン数です。
2019年6月の韓国籍ユーザーの1日の平均スキャン数を100%とした際の、7月と8月の平均スキャン数を比較します。

 

韓国籍ユーザーの1日平均スキャン数と訪日外国人数 ※対2019年6月比

 

2019年6月から7月は15%の減少に留まっていたものの、8月は対6月比で62%も減少しています。この数字はPaykeのスキャンデータの特性上、訪日韓国人客の減少のみならず日本製品の購買意欲減少をも反映したものであると読み取ることができます。
よって、Paykeのスキャンデータから見ても訪日韓国人観光客数そして、訪日韓国人による買物消費も減少していると言えるでしょう。

 

Paykeスキャンデータで見る、福岡(天神)周辺の訪日韓国人観光客数の変化

 

では、より地域を細分化した分析になるとどうでしょうか。
韓国に近く、今回の観光客数減少の影響を大きく受けていると考えられる、福岡の天神地区に絞ってPaykeスキャンデータを見ていきます。
以下の2つのグラフは、バーコードスキャンを行った人の母語の割合を表します。韓国語でのスキャンが韓国人であるとみなします。

 

2019年7月 閲覧言語比率

 

 

2019年7月 閲覧言語比率

 

上のグラフが2019年7月、下のグラフが同年8月のグラフになっています。
円グラフのうち、橙色で示した部分が韓国語によるスキャンを表したものです。
韓国語は7月には天神地域のスキャンの32%を占めていましたが、8月になると14%もその割合を減らしてしまっています。
福岡の天神地域は相対的に韓国人に人気がある地域ですが、7月から8月にかけて韓国人観光客数とその商品購買意欲が減ってしまっているのは明らかです。

このように、Paykeのスキャンデータを通じても福岡、天神地域における韓国人観光客数は減少しているであろうことが読み取ることができました。

 

Paykeスキャンデータで見る、2019年9月の韓国人観光客数の現状

 

これまでは今年の6月から8月にかけて、既に統計が出ている期間の韓国人観光客数の増減をPaykeのデータを用いて分析してきました。

では、まだ統計が出ていない9月の韓国人観光客数速報値はどうなっているのでしょうか。
ここからはPaykeのスキャンデータを用いて、9月の日本全国の訪日韓国人観光客数の減少傾向と、天神地域における韓国人観光客数の減少割合を予測してみましょう。

 

韓国籍ユーザーの1日平均スキャン数と訪日外国人数 ※対2019年6月比

 

上に表したグラフには、9月の全韓国籍ユーザーの1日平均スキャン数とそれまでの月との比較が示されています。そのグラフを参照すると9月20日時点では、6月と比べ9月は1日に10%程のスキャン数しかなく、90%も落ち込んでいることが一目見て分かるかと思います。
この数字がそのまま観光客数の減少割合に当てはまる訳ではありませんが、このグラフから9月度も引き続き韓国人観光客数が大幅に減少していること、日本商品の購買意欲が低下しているであろうことは予測できます。

また、下のグラフは福岡、天神地域の9月のPaykeバーコードスキャン構成比を表しています。

 

2019年7月 閲覧言語比率

 

6月には32%を占めていた韓国語スキャンは、9月には5%程に激減しています。
天神地域に限っても9月は大きく韓国人観光客の数が減少しており、なかなか回復の傾向は見られないどころか、更に減少しているようであることが分かります。

これらの分析より9月の訪日韓国人数は、日本全体でも九州の一地域でも、8月より更に落ち込んでいるであろうことが予想されます。
9月分のJNTOの統計が発表されるのは約1ヶ月後ですが、訪日韓国人の全国、地域それぞれの増減傾向は掴むことができているのではないでしょうか。

 

2019年6月~8月のデータを見ていただいた通り、PaykeのスキャンデータはJNTOが発表する訪日外国人数に相関し、かつデータの即時性に強みがあることは分かっていただけたと思います。
Paykeを利用して、リアルタイムのインバウンドを捉えて今後のインバウンド施策に生かしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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