訪日外国人の数は年々増加しており、旅行消費額も伴って増加しています。
観光庁の調査によると、2018年7月-9月期の旅行消費額は1兆884億円、その構成を見ると買物代がもっとも多く32.6%、次いで宿泊費30.3%、飲食費22.3%となっています。
今回は、実際に訪日外国人にインタビューを実施し、生の声を聞きました。
渋谷エリアにて訪日外国人へインタビュー
今回Paykeは、訪日外国人が数多く訪れる渋谷(表参道・原宿)で、15人(20代から60代までの7カ国)の訪日外国人を対象にインタビュー調査を実施いたしました。
量販店・ドラッグストア、お土産物店、キャラクターグッズ販売店など、訪日外国人が数多く訪れる店舗でインタビューを実施するなかで、訪日外国人の多くがスマートフォンを見ながら買い物を行っていることに気づきました。
「スマートフォンで何を見ながらショッピングをしているのか?」という質問を行ったところ、約73%がブログやSNSを見ているという結果が分かりました。
ある韓国出身の20代女性は「訪日経験のある韓国人のブログやInstagramなどのSNSを参考に、その人がおすすめしている物を見比べながら買い物している」とのことで、その理由を伺ったところ、「日本語が読めず母国語でしか情報取集できないから」との回答を得ることができました。こ のように、訪日外国人が買い物中に「言葉の壁」を感じる経験は少なくありません。
実際、今回調査応答者の全ての人が「言葉の壁」について感じたことがあるとのことでした。
また移動中における「言葉の壁」について質問を行ったところ、
「英語や中国語、韓国語など多言語での表示があり、降りる駅を逃さないで済んだ」「窓口や改札付近に英語で対応してくれるスタッフがいた」といった回答が得られ、公共交通機関では多言語対応が進んでいることが分かりました。
一方、買い物における「言葉の壁」についての意見は多く、今回のインタビューを通して、買い物における多言語対応は、まだまだ整備の余地はあると考えることができるのではないでしょうか。
Paykeではインバウンドの最新情報やインバウンド対策事例など情報発信を行っております。
ぜひ、そのほかの情報もご一読いただければ幸いです。